
お茶の蒸しは大きく「浅蒸し茶」と「深蒸し茶」に分かれます。浅蒸しの特徴は細くて針の様に長い茶の葉です。湯飲みに注ぐと色は薄く、山吹色の様です。
一方「深蒸し茶」は、茶葉が細かく、湯のみに注ぐと濃い緑色になります。長い時間蒸すことで、茶葉が柔らかくなり、細かくなるため、少量の茶の葉でも濃く出るのも特徴です。
実は昔はお茶と言えばすべて浅蒸し茶だったんです。深蒸し茶が出来たのは昭和も半ばを過ぎた頃、菊川市のとあるお茶農家が開発したと言われています。
菊川市から森町一帯の茶園は、日照時間が長い為、茶の葉が厚くて堅くなりがちでした。 その為、出来上がるお茶はどうしても渋くなってしまいます。そこでなんとかまろやかな味にするため研究した結果、蒸し時間を長くするという方法を発見したのです。
2011年1月に放送された、NHKの『ためしてガッテン』によると、人口10万人以上の都市で、日本で最もガン死亡率が低い市が掛川市とのことです。その理由を番組の中では『お茶を飲む習慣がある』ということを一番に挙げていました。
元々菊川から森町までの一帯は地続きでお茶の栽培が盛んです。
そして、同時にお茶を飲む習慣も他の地域に比べ根付いているのだと思います。
ただ、それだけではなく、実はこの辺りのお茶が深蒸しであるということが大きなポイント。深蒸し茶は長い時間をかけて蒸すため、茶葉がもろくなります。そのため、お茶を淹れると下に細かくなった茶葉の粉が沈殿します。その沈殿物はお茶の葉そのもののため、多くのカテキンが含まれるのです。
カテキンの効能は最近様々な方面で注目されています。
元々この辺りのお茶は日照時間が長く、多くのカテキンを含みます。このカテキンの成分が多いということから深蒸し茶は注目されているのです。
掛川の北に位置する森町。北は山になりますので、森町の茶の栽培環境は山の斜面が多くなります。
山の斜面が多いということは、当然ながら日照時間も長くなります。そのため、必然的にカテキンの多いお茶が栽培されやすいということです。
森町で丁寧に栽培され、製茶したヤマチョウの深蒸し茶。ぜひ、ご賞味ください。
言わずと知れたヤマチョウの人気No1深蒸し茶!
陽光溢れる五月上旬に摘み取った高級一番茶です。
自然の恵みを充分吸収した新芽にうまみがたっぷりと蓄えられ、香り高く、コクのあるまろやかな味わいが特徴の上級煎茶です。
味はもちろん、ご自宅用にもご贈答用にも使える使い勝手の良さから、永きに渡り皆様に愛されている逸品です。
最高級手摘み茶をはじめ、商標登録された最高級茶「森の粋」から上級煎茶「森の司」の9種類のお茶など、さまざまな味や香りの個性光る煎茶の数々。
百年おいしいという伝統がそこにはあります。
あなたにぴったりのお茶を見つけてください。